本会整備の庭園

海蔵寺庭園整備報告

  広島市西区田方にある海蔵寺は、室町時代に創立された曹洞宗寺院ですが、江戸初期に現在の地に移されました。その時、建物と同時に作庭されたのが本庭です。当地の石材である平天の花崗岩を多用した興味深い石組が保存されており、原爆の被害をまぬがれた古庭園としてまことに貴重なものです。本会が1998年に整備調査を行い、その報告書も発行されています。またこの報告書によって、正しい寺史が解明されました。

kaizouji_001.jpg
海蔵寺庭園全景

kaizouji_002.jpg
書院から望む

kaizouji_003.jpg
海蔵寺庭園滝付近詳細


阿波国分寺庭園整備報告

   阿波国分寺庭園(徳島市)は、当地独特の青石と、その板石を駆使した豪快な石組が特色で、桃山時代を代表する古庭園として2000年に国の名勝に指定されました。庭園の中に、江戸末期になって薬師堂(本堂)が建てられましたので、庭が分断されている感がありますが、鋭さのある多数の巨石石組は、日本庭園の素晴らしい造形力をよく示しています。本会が1993年に整備した庭園であり、その調査報告書も発行されています。なお近年、本庭を江戸末期作庭とする新説も出されておりますが、寺の経済状態を無視した説であり、とても認められません。

kkubunji_001.jpg
国分寺庭園全景

kkubunji_002.jpg
国分寺庭園築山石組



Top